株式会社 都ローラー工業

塗装用ゴムロール

カタログナンバー002

アキュレートロール

アキュレートロール

塗装膜厚が計算できる、ハイレベルなコーターロールです。コンピュータを使用した独自の検査により、再現性の高い高度な溝加工が施されています。

溝加工表面拡大写真

溝加工表面拡大写真

溝断面拡大写真

溝断面拡大写真ピッチ(350μm)

塗布用使用例

塗布使用例

LCD製造用・液状レジスト塗布用コーターロールに使用される高性能ゴムロールです。溝加工の山幅・ピッチ・深さを、ミクロン単位の指定 オーダーで承り、正確な溝断面積の加工をいたします。これにより貴社における塗膜厚の設計が容易に成ります。 塗布膜厚において、目標 膜厚より3%以内のバラツキに抑える事が可能な高性能コーターロールです。 (別途オプションで全数又はロット毎の検査表添付を承ります。)

開発の経緯

塗布ロールの開発経緯の紹介塗布ロールの開発は、1980年頃より塗布装置メーカーと共同で開発を続け、当社考案の加工技術が確立した事に伴い、塗布装置においての塗布ロールの信頼性向上により、すぐれた塗布装置として装置メーカーより電子基板製造会社に採用されました。

同製品の規格は弊社仕様が塗布ロール標準規格となっており、「旧中小企業経営革新支援法認定」を受けました。現在でも需要が拡大されており、弊社品質が高規格を維持しており他社製品に比べ格段に品質がすぐれており、塗布ロール販売数量については、電子基板製造会社向けでは業界最大の販売生産供給会社に成長しております。

コーターロール技術使用書

近年コーターロールの需要は年々増加の傾向を示し、特に液晶分野においては、パネルサイズ15型・18型という大型化に伴い、スピンコーターによるブラックマトリクスの形成には限界が来ているとの噂を耳にしております。そこで当社においてはコーターロール開発を最重要課題と捕らえ3年間の期間を費やし取り組んでまいりました。 まず、電子部材向け塗布用ロールのその膜厚を決定する要因として以下の点が重要となります。

1. 溝ピッチロール要因 ロール要因
2. 溝深さ
3. 溝断面積
4. 山幅
5. ゴム材質特性 (硬度・転写率・膨潤率)
6. ロールが基材に与えるニップ圧 装置要因
7. ドクターバー (ドクターロール) 圧力
ラインスピード
9. 塗布溶剤に含まれる樹脂特性 溶剤要因
10. 塗布溶剤粘度

上記重要課題点からもご理解頂けますように、ロール単体から膜厚を決定できる物では御座いません。塗布溶剤粘度を決定し、ゴム選定(膨潤試験・転写率試験)を行い、暫定的にピッチ、及び溝深さを決め装置側圧力等を設定します。そしてサンプルボード塗布試験を行い希望膜厚に照らし合わせ、最終溝設定を断面積比例計算より導きます。 この様にロール・装置・溶剤の整合性を保つことが重要な点となっております。 また、単溝、螺旋溝においても一長一短があり、一般的に製造ラインが枚葉タイプですと、どちらの使用もできますが、ロールtoロールのラインには螺旋溝使用は適しません。

コーターロール測定検査表(PDF)

商品のお問い合わせ

E-Mail: info@miyako-roller.co.jp
TEL. 048-924-1319      FAX. 048-926-7627
お問い合わせサイトマップ